Architect's Log

I'm a Cloud Architect. I'm highly motivated to reduce toils with driving DevOps.

DevLoveの「越境する自己組織化チーム」にオンライン参加しました

DevLoveの「越境する自己組織化チーム」にオンライン参加しました

devlove.doorkeeper.jp

自己組織化チームが越境する日

www.slideshare.net

スクラムの力を借りて自己組織化したチーム

経路探索チームで今年からスクラムを開始

  • ミッション
    • 経路探索を最高のものにする
  • 割り込み
    • 発生する
  • 年齢層
    • 20代メイン
  • 人数
    • 9人
  • 案件数
    • 多い

現在のチームの働き方

  • 1週間スプリント
  • プラクティスの原則に忠実

デイリーでPJの健康診断

  • 毎朝Five Fingersを実施、記録
    • Five Fingers...指の本数でその日の状況を伝えるプラクティス
  • 3本以下の人はモブプロで救済

チームのアウトプット

  • 終電後ルートを提案
  • レスポンスタイムを30%削減

リードタイムが1/3になったはなし

終電後ルート探索

  • 12/19
    • ローンチ
  • 1/30
    • より遅い経路
    • 終電後ルートはイテレーティブに改善
  • 2/26
    • 定期券考慮

チームに提案

  • 2週間サイクルでPDCAサイクルを回したい
    • 開発者から難色を示された
    • やったこと
      • Value Stream Mapとは
        • ソフトウェア開発サイクルのモノと情報の流れを可視化するマップ
          • 例:ユニットテスト確認
            • Lead Time 10m
            • Process Time 0m
            • Wait Time 10m
    • わかったこと
      • 現状では1サイクル31営業日かかる
        • 2週間は無理

つぎにやったこと

ムダを省くための施策「ペインキラー」開始
  • 経路品質評価
    • fabricで一括実行
    • Jenkinsで自動実行

できたこと

  • 工数が大幅削減

さらにやったこと

  • モブプロの奨励
    • プルリクのリードタイムが短縮
    • 暗黙知が共有された
    • モブ導入前のチーム
      • 開発の多くがメンバーAに依存
      • 検証のすべてがメンバーDに依存
    • モブ導入後のチーム
      • ボトルネックが消滅
        • WTが大幅に削減
    • できたこと
      • 開発工数が大幅に短縮

とどめにやったこと

  • バージョン情報生成スクリプト作成
  • リグレッションテスト

ふりかえり

  • タイムラインなどで情報収集
  • KPTなどで課題整理・カイゼン案実施

PO不在でも機能するには

  • プロダクトオーナー
    • 外出・来客などによりスクラムイベントに参加できないケースあり
    • POはチームのスクラムイベントに参加すべき、というのが立証された瞬間
      • 他PJとの兼務をやめる
      • 極力、外出予定日はスクラムイベントを入れない
    • プロダクトの側面に関わるアクティビティは全員参加
      • スプリントランニング
      • バックログリファインメント
      • インセプションデッキ更新
    • POマインドの伝播
    • モブプロによる自己組織化の促進
      • スキル・マインドの伝播
    • もちろん原則として、POはチームのスクラムイベントに参加すべきだが、チームの成長を実感した瞬間でした。

第2章 コンフォートゾーンからの船出

ビジネス部門とのコラボ

  • 事業と研修開発の連携

ビジネス側が機能を考え、R&D側が機能を実現していく

  • 役割分担により、いくつか弊害がうまれていた
    • 機能に対する認識のずれ
    • 行程分離によるコミュニケーション
    • 組織間の温度差

サービス発展とコア技術進化を融合させたい

  • ユーザーストーリーマッピング
    • ストーリー作成
    • ペルソナ作成
    • マッピング
    • 機能イメージ、温度感が共有された

bike share serviceとの連携

ストーリー作成
  • 電車/バスを使う場合と比較したい
  • ポートに残ってる台数を知りたい
機能イメージ、温度感が共有された
  • 異文化チームの共有の難しさ
    • 開発部門はスクラムに慣れてきたが、事業部門はそうではない
    • 気持ちは一緒、仕組みがついていけない
  • やりたいこと
    • スクラムで開発
    • チーム横断で朝会
  • 課題
    • チームごとに習熟度が異なる
      • 全体の工程はWBSで管理
      • 詳細な開発プロセスは各チームにゆだねる
    • PJ横断での調整が高コスト
      • Slackチャンネルでの情報共有
      • 朝会ならぬ夕会の実施
      • ランチを一緒に食べる
  • 今回は、スクラムという方法論にこだわらなかった

チームにかける橋

  • 前述のとおり、異文化チームでの合同開発にはいろいろな障壁がある

何がチームをつないだのか

  • 合同ユーザーストーリーマッピングによる意識の統一
  • コミュニケーション頻度を上げた
    • Slack
  • 共通のビジョン

まとめ

  • 共通のビジョン
  • 意識の統一
  • 蜜なコミュニケーション
  • 厚い信頼関係