「すみだセキュリティ勉強会2018その2」にいってきたので、メモを共有します。
個人でEV SSL証明書が欲しい話
SSL証明書おさらい
PKIと証明書
- PKI
- 公開鍵基盤
- CA
- 認証局
- RA
- 登録局
- アイデンティティを確認
- 登録局
- RA/CAは一社で担っている
- 証明書
- Public Key
- 公開鍵の主体情報
- 発行元のディジタル署名
- 公開鍵だけではなりすましができてしまうので、このような面倒な仕組みが必要
SSL証明書発行規定の標準
- Baseline Requirements
証明書のパス
- 大抵は3段階
- トラストアンカー(例:DigiCert)
- ルート認証局が金庫にしまってある鍵で作る
- Root CAで直接署名所を発行するのは危険すぎる。一般にサブで作る
- トラストアンカー(例:DigiCert)
証明書の内部構造
- X.509 v3証明書
- データ構造:ASN1
- エンコード:PEMまたはDER
- PEM
- Base64でエンコードされた文字列
- 実態としては同じなのでOpenSSLで変換できる
- PEM
- 現在の主役はExtension
- httpsでは、FQDNはここしかみない
PKI用語の注意点
- PKIの文脈では、日常用語と同じ単語が技術用語として使われる(例えば「信頼」)ので、日常語のレベルで理解しないこと
DV/OV/EV
- TLSプロトコル上、暗号強度は変わらない
- EVだからといって信頼性が高いわけではない
- DV
- ドメイン認証
- Let's Encryptで無料取得可能
- ドメイン認証
- OV
- 組織の法的な実在性認証
- EV
- OVよりさらに厳格な実在性認証
- 会社の登記簿に記載のある役員のサインなどが必要
- ワイルドカード証明書は不可
EVの目的外
- 組織の実在性にfocusし、以下の保証をするものではない
- その組織が実際にビジネスしている
- その組織が法令に遵守しているか
- その組織と取引して安全か
残念なお知らせ
- Chrome70からEVでもグリーン表示が消えます
- httpsは当たり前だから表示する必要はない
- httpのときに赤く表示する
個人でEV SSL証明書を取る動機
EV SSLの発行規定
- Private Organization
- Govenment Entity
買えないので、つくるオレオレEV証明書
2つのOID
- ベンダーのOIDS
- CA/B ForumのOID
melspanの情報収集と解析
malspamとは
- メール経由でスパムのように配布されるマルウェアのこと
メールを使う理由
- マルウェアに感染させる経路
- メールにマルウェアを添付して開かせる
- メールでマルウェアに設置したサイトへ誘導する
- Webページを改ざんし、ブラウザなどの脆弱性を悪用するExpoit kitを実行させる
- 端末の脆弱性を悪用し、ネットワーク経由で感染させる
malspamで送られてくるmalwareについて
- メールで送られるマルウェアの多くはダウンローダ
- ダウンローダを実行することで、実際に悪さをするマルウェアをダウンロード
malspamの情報収集
- Twitter
- "不審メール"で検索するとつぶやいてくれている人がいる
- ばらまき型メールカレンダー
- 外部公開用_ウィルス付きメール(ばらまきメール)まとめ
解析
- Hyblid Analysis